基礎と建築確認

物置には重量ブロックや束石で、別荘やガレージにはべた基礎や土間基礎と、使用用途や設置条件によってご検討ください。
ミニログハウス、パネルハウスを設置するときの基礎の選び方、作り方を解説。キットハウス建物でも重要なのは基礎です。
基礎種類により、床枠、床板不要の割引がございます。ただし、土台材、大引き材はお客様がご用意ください。
強風が心配な場合は、小型でも基礎との固定をご検討ください。
隣接する建物の窓をふさいだり、境界のコーナーは直角(90度)に見えますがご注意を。
コーススレッド打込のため、塀や建物の壁から50cm以上の作業スペースが必要です。

基礎ブロック(重量ブロック)

重量ブロック(C種)は、高さが10~15cmや、半切りという小さなブロックがあります。
軽量ブロック(A種)は強度が弱いので使用しないでください。
土地造成後は基礎が沈下することがあります。
降雨の影響や雪の重みで地盤が下がります。水たまりや排水にはご注意を。

束 石

基礎高さは、雨水の跳ね返りや床下通風性、傾斜や凍結深度を考えます。
基礎高(地面から床底面の距離)は10cm以上で、埋設作業は深くなるほど重労働です。
冬季に霜柱ができる場所は、根入れを深くし凍上にご注意を。
固定できる羽子板付束石や、4×4差込穴付束石はおすすめ。

基礎の作り方

1、屋根サイズに注意して基礎基点を決め、四隅のだいたいの位置をだす。
2、基礎の50cm程外周に杭を打ち、水盛りして水平をだし杭に印を付けます。
3、ヌキ等を水平にまわし杭どうしを連結します。
コーナーは直角を確認します。「3:4:5」 や「1:1:1.4」など。
4、水糸を張り、束石の位置、水平を確認します。
5、四隅の水平を確認。基点からそれぞれの水平も確認します。全ての基礎を設置。
6、実際に床パネル枠を置いて位置、水平をあわせます。床枠の歪みに注意し連結します。

全ての基礎を水平、正確な位置に設置。
基礎だけで2~3日かかることもあります。キットの到着前に施工を。
水平調整に砂は万能です。

道具

水糸、スプレー、スコップ、水平器、のこぎり、砂利、砂、透明ホース、バケツ水、木材(タルキやヌキ等)

コツ

排水性を高めるため、砂利や砂をご用意ください。
完成後をイメージし水平を考えて基点(四隅)を決めます。
基礎だけで微調整せず、実際に床パネルをのせて調整。

調整

農地などの軟弱地は、経年で沈下しやすく調整が必要です。
パネルハウスは構造強度が高いので、傾いても基礎調整が可能。
手が届かない内側の基礎に根太がのるよう外周基礎を調整。
油圧ジャッキでリフトアップして、パッキンを挟み込むなどして高さを調節します。
リフトアップしすぎるとハウス全体が傾き移動してしまうので最小限に。
斜面でも床を水平に調整します。

布基礎、べた基礎

布、ベタ基礎では、「床板、床パネル不要割引」があります。

土間、ガレージ基礎

鉄筋を組み上げたり、型枠組立、コンクリート養生は専門知識が必要です。
基礎工事だけを近くの業者に依頼するのも良いでしょう。
土間基礎では「床板、床パネル不要割引」があります。
土間コンクリートでは、ドア上に特別製作(有料)の壁パネルを取付け、ドア高さの調整が可能。
基礎高さ、土台材のサイズをお知らせください。

建築確認申請は必要?

都市計画区域外→不要です。工事届けが必要な場合も。
都市計画区域内→申請が必要です。
一般的に「10m2未満は申請が必要ない」といわれるのは、厳密にいうと「増築で10m2未満」で申請が不要ということです。
敷地内に別棟で作る場合や、既存の建物に増築する場合、10m2未満なら確認申請は不要ということです。
例えば、3627は床面積が10m2未満ですので一般的に増築時の申請は不要です。
但し、防火地域や準防火地域の場合は、10m2未満でも確認申請が必要です。
また、ウッドデッキ部分は壁がなくても、屋根が付いてる部分は建物面積とみなされます。

申請前のご注意

地域により防火地域等で建築が制限されることもございます。
市街地に建てる場合は、防火地域・準防火地域・22条区域などご確認ください。
防火規定により開口部や屋根などの仕様変更が必要です。
建築確認での基礎は独立基礎(ブロックや束石)が認められません。
布基礎やベタ基礎になりコストが大きくなります。
電気・上下水道をご利用される場合は確認申請書類が必要な場合が多いです。
室内で調理される場合は消防や保健所の許可等が必要です。

申請の準備

申請に必要な図面(オプションを取付けた立面図や平面図)は弊社で用意いたします。
基礎図面や土地配置図等、他の必要な書類は申請者様のご用意となります。
申請前に事前に市町村役場に確認をおすすめします。
※建築士が申請すると短期で完了しますが、一般の方の申請は何度も役所に呼ばれることが多いようです。
CAD図面が必要な場合はお知らせください。
オプション等によりご用意できないことや有料になることがございます。

固定資産税はかかりますか?

固定資産税は「家屋」に課税されます。不動産登記規則第111条の「外気分断性」「土地への定着性」「用途性」の3要件を満たすと課税対象になります。
「外気分断性」とは、壁や屋根があることです。
「土地への定着性」は、簡単に移設できるブロック置きではなく、土地に永続して定着しているかです。
「用途性」とは、建物として使えるかどうかです。(外気分断性ありの場合は、ほぼ自動的に建物となり用途性ありです。)
キットハウスの税金は「土地への定着性」がポイントになります。ブロック基礎でも簡単に動かせなければ定着性があるという解釈も聞いたことがあります。市町村により見解が異なりますので詳しくはご相談を。
税金に関することは、税務署や市町村役場の納税課などの管轄で、建築確認申請とは部署が異なります。ちなみに建物の固定資産税は評価額の1.4%です。